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2007年6月 3日 (日)

自裁

農林水産大臣が,議院宿舎で首を吊って自殺した.松岡利勝(62),元農林水産官僚,議院事務所として農林水産を使用しており,本来ただの光熱費として500万を計上し,委員会で追求され,なんら釈明せず居直った人である.

ところが今回,農水省所管の緑資源機構による談合事件に、松岡氏の有力支援者がかかわっていた疑惑などが浮上し、参院選への悪影響を懸念して、自民党内にも松岡氏の閣僚辞任を求める声が上がりだした矢先の自殺であった。

前日は農水省所管の東京競馬では日本ダービーが行われ,皇太子も出席されることから,農林水産大臣としてお迎えするのが通例だったが,ドタキャンし,行方が分からなかった.

日本での地位の高い人の犯罪は多く,しかし罰はあまりに軽すぎる,と何度も書いてきたが,自殺は自らを裁く最も重い刑といえる.おそらく緑資源機構問題では刑事責任となるのは確実だったのだろう.

裁判は犯した罪に対し罰を下すことが第一義であるが,今後の再発防止や,後世に現在の法学を残す意味もある.自殺は罪を償ったとはいえるが,再発防止のための事実は大きく隠蔽されてしまった.

タイトルは江藤淳が遺書に書いたものだが,文芸評論で大きな足跡を残した江藤は内儀に先立たれ,新たな創作を生み出す気力が無くなったことに対して自裁したのだった.同じ自裁でも、その人生に持つ意味は対極にある.

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